気持ちの整理
今日は本当に、思うがままに。
自分の気持ちの整理のために書きます。
昨日、ある方が亡くなりました。突然のニュースでした。
速報を見たとき、心臓がギュッとなって変な汗が出て、身体がこわばりました。
私はその人の熱狂的なファンとは言えないかもしれませんが、とても活躍されている方なので、沢山の作品を見てきました。
大好きな漫画をその方が実写化で出演していたり。
同世代なので、自分の青春時代(よく映画やTVを見ていた時代)ドンピシャの方でした。
とても清潔感と好感のある方だったので、嫌いという人は周りにいませんでした。
自分自身、少しTVとかの楽しみから離れていたときでも、歌番組で出ていたのを見て、本当に多彩だな~としみじみ思っていました。
むしろ、最近舞台や歌手活動などされているので、彼のしたいことが漸くできるようになって、希望に満ち溢れて活動をしていると思っていました。
だから、本当に驚いてしまって。
自分が悲しいのか、悔しいのか、やるせないのか・・・
しばらく感情が分かりませんでした。
安らかに眠ってほしい。ゆっくり休んでほしい。
と正直思えませんでした。
どうして?という気持ちが強すぎて。本当に信じられなかった。
しばらく経って、とても悲しくなりました。
ちょうど放送していた音楽番組で、彼の映画の主題歌が披露され、その大好きな曲を聞いて、涙が出てきました。
命を絶ってしまうなんて、どれだけつらかったのだろう・・・
ドラマの撮影中で、来年までスケジュールが埋まっていて、どれだけ周りの人に迷惑をかけ、悲しませてしまうのかということ
きっと分かっていて、それでも死を選んでしまった。
つらいなんて言葉では表せないくらい、追い詰められていたんだと。
そう思うと、胸が苦しいです。
私は芸能人としてのTVの中の彼しか知らないけれど、真面目なエピソードを聞いているとストイックな方なんだろうなと思います。
自分に厳しく、頑張って頑張って頑張って生きてきたんだろうな。
頑張る生き方しかしていなかったら、頑張れなくなったとき、自分のすべてが否定されるように感じると思います。
周りがどれだけ「そんなことないよ。頑張らなくても良いんだよ」って言ってくれても、自分自身が自分を許せない限り、本当の意味で『頑張れない自分』を肯定してあげることはできないです。
(自分語りするなと言われるかも知れませんが、見逃してください)
私は、自分の良い長所は頑張り屋なところしかないと思っていました。
自分の唯一の取り柄だと思っていました。
どれだけツラくても
ツラいと思ってはいけない/まだまだ平気/自分ならやれる(やらなければならない)/限界と思ってからがスタートetc
ってとにかく、自分を鼓舞していました。
社会人になって、部署の人手不足(退職・休職続き)もあり、あきらかに自分のキャパを超えた仕事量でした。
とにかく頑張って、昼休みもとらず深夜まで働き、休日出勤もしました。
自分はとにかく頑張るしかないから。
職場に迷惑をかけないように頑張る。
上司も期待していると言ってくれているんだから。
そうして、気付いたときには鬱になっていました。
自分では鬱になっているなんて思いませんでした。
ずーっと身体がつらくて、熱も出ているし眠れないけれど、少し体調が悪いなとしか思っていませんでした。
自分の気持ちに目を向ける時間も余裕もなかったのだと思います。
身体もきついし記憶力も悪くなって、頑張っても頑張っても、どんどん出来なくなって、バカになっていく自分に恐怖がありました。
どうして良いか分からなくて、、、消えたい。
自分のこと知っている人がいない世界に行きたい。
そういうことが頭の中に、常に存在するようになりました。
彼が亡くなってしまった原因は分からないですし、ご本人も明確にこれだと思うものがなかったかもしれません。
(色んなことの積もり積もった出来事とか)
誰も本当のことは知ることはできません。
だけど、彼にとって生き続けることの方がツライくらい、しんどい思いをしていたことは事実なんだと思います。
その苦しみから解放されたと思うと、ゆっくり休んでほしいなと思えます。
でも・・・・
これだけ沢山の人があなたを思って涙し、自分の無力さに後悔し、ただ生きていて欲しかったと思っている。
あなたのことを大切に思う人たちがこんなにも沢山いることを、生きているうちに知っていて欲しかった。
私は高校時代の友人を亡くしました。
彼女はしっかり者で、真面目で、頑張り屋さんで。
大学がバラバラになってからも、クラスの女子で定期的に会っていて、そこでも明るくて元気に見えていたので、亡くなった知らせを聞いたときは、本当に意味が分からなくて感情が追いつきませんでした。
お通夜とお葬式では、会場に入りきれないくらい人が来ました。
彼女の棺にお花を入れたとき、寝ているみたいでまだ実感がわかなくて、ひたすらどうしてこうなってしまったのか考えました。
会った時にどうして気付けなかったんだろう?
自分にできることあったはずしゃないか?
本当に、つらかった。
孤独で味方なんていないって思ってたかもしれないけれど
こんなにも、あなたのこと大切に思っている人がいたんだよ。
知ってた?もっと早く知っていたら、生きることを選んでくれてた?
もしも、死をキャンセルできる制度があったとしたら、きっと優しいあなたは、やっぱり生きることにするって戻ってきてくれそうだよね。
もしかしたら、それはあなたをまた苦労させることになるかもしれないけれど
それでも戻ってきてほしい。
私は彼女のこと忘れないし、彼女から大切なことを教えてもらったと思ってる。
今でも、悲しい。LINEは残ったままだから、ご両親も携帯解約してないんだろうな。
本当に大切な友達でした。
あまりリアルでこの話できなくて、書かせてもらいました。
今書いていても、涙が出ます。
7年経っても、私は悲しい。
でも、あなたのこと思い出すたびに、「生きて!」って言われてる気がする。
私は、頑張って生きるね。
生きやすい世の中になっていくことを切に願います。
この世で頑張った分、ゆっくりと休めていますように・・・