倒れたのは誰のせい?
同じように職場が原因で休職となった方のブログを拝見した。
自分の身体のツラさや、不安感など共通していて、似たような方もいるんだなと思った。
結構、みなさん自分が倒れた原因を冷静に分析されていて、とても興味深かった。どこにでも、変な上司はいるんだなと思うし、肉体的・精神的に過酷な労働条件もあるんだなと思う。
自分の原因はなんだったんだろうか…
振り返ることは、自分の情けなさと弱さを見つめることなのでしんどい。
けれど、少し考えてみる。
<職場に関すること>
・課長代理が転勤した後任が新入社員の自分だったこと
・ベテランの社員が退社したこと
・自分以外の他の社員が時短勤務や家庭の事情で残業出来ないこと
・研修はほぼなく、いきなり実務だったこと
・新人だったので雑務が多かったこと
・中途で来た社員R(40代)のお世話係になったこと
・前述Rが、バリバリのキャリアウーマンのはずが、メールの打ち方、エクセル・ワードの使い方を知らなかったこと(そのお世話)
・Rが3分で終わるような作業を2時間かけて残業していたこと(不要な残業)
・繁忙期に来た派遣社員4名の指導を1人でしたこと
・昼休みにご飯を食べる時間がなかったこと
・残業がとても多かったこと
・休日出勤もあったこと
・上司が繁忙期でもYouTubeを見ていたこと
・上司が私に「期待している」と言うことにより、仕事を断れない雰囲気にしてきたこと
・上司が部下の業務量を把握していない為、必要な残業や休日出勤に対して「早く帰れ」と言ってくること
・だからと言って、同僚が上司に助けを求めると「忙しいから」と断ること
・上司が「(連絡先の相手が)苦手だから」という理由で、管理職クラスの案件を新人の私に押し付けてきたこと
・上司が私には文句を言ってくること(他の社員が同じことを言っても文句は言わない)
・他部署の人にしつこく言い寄られたこと
・その人が車で追いかけてきたこと
・その人が残業中にわざわざ来ること
・私がトイレに逃げても、その人は私が戻るまで待ってること
・勇気を出して、本部にストーカー被害を相談しても「恋愛のもつれ」として取り合ってくれなかったこと
現段階で思いつくことは、以上。
きっと忘れてることもあるし、身バレするから書けないこともある。
私が挙げた環境でも、きっと耐えられる人はいると思う。
私は、自分で自分を追い込んでしまった。
<自分のルール>
・誰にも文句を言ってはいけない
・「つらい、しんどい、めんどくさい」など弱音を吐いてはいけない(考えてもいけない)
・新人の間は、仕事のことだけを考えて生きるべきだ
・娯楽、恋愛に時間を割いてはいけない
・新人の自分が配属したことに、みんなガッカリしているだろうから、迷惑をかけないようにしなくてはいけない
・常に笑顔で、謙虚でいなければいけない
・サラリーマンならNOと言ってはいけない
・みんなもつらいから、自分は逃げてはいけない
というような、考え方に縛られて過ごしていた。
決して、誰かに【こうあるべきだ】と言われた訳ではなく、自分の中のルールがそうだっただけ。
親しくしてもらっている人に心配されても「大丈夫です」と笑顔で返していた。
倒れる直前は、業務中に涙が止まらず席に戻れないことや、机につっぷして泣いていたこともあった。
そうなって初めて同僚に「つらい」と言った。
でも、決して【つらいから仕事量を減らしてほしい】という意味ではなかった。
自分の業務量が減れば、物理的には楽になる。けれど、その仕事は尊敬している同僚達に行ってしまうのは分かっていた。
本来、時短勤務であったりお子さんがいて早く帰らなくてはいけない人達が、既に残業でいっぱいいっぱいだった。
そんな方達に、さらに仕事が行ってしまう状況を目にすることは、自分にとってたとえ業務量が減って身体が楽になっても、精神的にもっとつらかった。
だから、仕事は減らさ(せ)なかった。
私が2度目の休職になってから、自分の部署の社員が5人から11人になった。
初めての職場だったから、あの忙しさが普通だと思っていた。
あの忙しさを乗り切れないことは、社会人として失格なんだと思っていた。
人が増えたと聞いて、あの忙しさは異常だったのかもしれないと少し思う。